公益社団法人
長崎県栄養士会

会長 山口佳代子

公益社団法人 長崎県栄養士会

会長 山口佳代子

  令和6年6月1日に開催された「第13回定時総会」で会長に再任されました山口でございます。

 新型コロナウイルス感染症が5類感染症になって1年が経過しました。この間、社会はコロナ前の状況を取り戻しつつあり、最近の外国人観光客の増加は驚くばかりです。

 この状況を受けて、昨年度は「栄養の日」事業を長崎市のベルナード観光通で開催することができ、411名の県民の皆様に正しい栄養情報を提供することができました。

 また、会員増対策の一環として12月に会員交流会を開催して会員同士の繋がりを深めることができました。

 さて、今年は能登半島地震で始まり、災害は時と場所を選ばないということを実感した年の始まりでした。温暖化の影響か、災害が身近に起きる可能性が増しています。

 加えて、今年は医療・介護・障害福祉のトリプル改定が実行される年です。このトリプル改訂については色々な研修会が開催されていて皆様もすでにご存じだと思いますが、今回の改定は施設内での多職種連携、医療と福祉の連携が促進される仕掛けが、随所に見られるのがポイントです。全体の構図としては、今まで以上に管理栄養士・栄養士の必要性が増して、会の「栄養ケア・ステーション」にも多くのお問い合わせが来ています。この状況を受けて会といたしましては、今年度も栄養ケア・ステーションと災害支援対策を重点事業として取り組んでまいります。

 少子高齢化がより早く進む長崎県において食・栄養の専門職能団体である「栄養士会」には各方面から多くの期待が寄せられています。今年度も公益社団法人長崎県栄養士会は会員のお一人おひとりを大切にしていきながら、食と栄養の指導を通して長崎県民の健康課題の解決に会員一丸となって取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞご協力の程よろしくお願いいたします。